2006-01-01から1年間の記事一覧
スタンリー・キューブリック監督。アーサー・C・クラークとの小説が原作。謎の物体であるモノリスを中心とした、人類の進歩ストーリーというべきか。最初は、猿が道具を使うことを覚え、殺し合いを覚える。次に、時代は一気に進み、アメリカ。月への謎の物体…
正直ここまで面白いとは最初の数ページ読んだだけでは全くわからなかった。彼の作品は、どれも好きで「密会」「第四間氷期」なんてのも非常に刺激を受けた。でもこれを読んで、ホントに不思議な感覚に陥っちゃって、え、え、え、、、、とにかく彼は天才なの…
ウディ・アレン作。名誉ある医師が不倫をしてしまい、その後始末がどうも上手く行かなくて結局は殺してしまうという出来事と、売れない映画監督であり、今にも奥さんと離婚寸前で愛のない日々を暮らしていたウディが、不倫をしようとも意中の人は他の人に残…
ポール・トーマス・アンダーソン監督。なんとなく目についたので借りた。1970年代〜のアメリカを舞台に、主人公はあまりにも立派な「モノ」を持っているということで、ポルノ男優になる。そんで、その業界において、主人公含め周りの人々の色んな経験が表さ…
サニーデイ・サービス「東京」の発売十周年を記念して、2006年の夏に下高井戸シネマにおいて行われた曽我部恵一さんの弾き語りライブアルバム。内容は、本当に「東京」を曲順通りに行ったものである。 曲間の曽我部さんのMCがやけにノスタルジックにさせてく…
現・慶應義塾大学看護医療学部教授・加藤先生による著書。誰もが、自分が病気になった時に思うであろう「良い医者に診てもらいたい」「良い医療を受けたい」という気持ち。時代変化に伴う情報化社会において、頼りになるのは雑誌のランキングか?自分の名声…
岩井俊二監督。田舎の中学を舞台に、いじめとか援助交際とか自殺とか、そんな重い話が「リリイ・シュシュ」というカリスマ歌手を中心に動いていく物語。痛烈に心に刃が突き刺さるような作品だった。朝六時前から見てて眠くなるかと心配したけど、映像と音楽…
YUKIの4thアルバム。YUKIの最近の活動ったら、やったらシングル出してたなーっていう印象しかなくて、あんまり聴いてなかったもんだからちょっと新鮮だった。相変わらずジャケット可愛いなー。こんなYUKIの姿を見ていると小学生の時から可愛いと思ってた僕は…
二階堂和美のミニアルバム。声が若いので結構昔かな。ミニアルバムだとかEPだとか、一番の最大の利点は、通学や帰り道で15分〜20分ぐらい余った時に気軽に聴けるところだ。僕としては、学校の教室に入る前後で聴き終わる日は一番一日を爽やかに始めら…
shing02の1st?アルバム。普段全然Jラップみたいなもんは聴いたりしないのだけれど、友人に影響されてしまった。僕は緑黄色野菜が残念ながら昔から好き嫌いが多くて親族からは、「おまえは野菜とか好き嫌いが人より多いから大きくなれないぞ」とひたすら罵倒…
朝起きたら、やけに体がだるかった。人間の睡眠時間はどれぐらいが適当なのだろうか。起きなきゃいけないというヤバイ感覚がないと延々と寝てしまってさらに体がだるくなる。睡眠管理コーディネーターみたいのが僕の体調管理も含めて全てやってくれると、僕…
フリッパーズ・ギターの3rdアルバム。彼らのアルバムと言えば自分にとって2ndが最初は大好きで、このアルバムなんかは最初聴いたと時からアルバム全体に広がっている浮遊感がなんか気持ち悪くって即お蔵入りしていたのだけれども、実際最近真剣にふと聴きな…
トルストイの死の淵において、様々なことに対する考え方が書かれた本。全三十五章+補足からなり、生命や自分達が通常捉えている死に対する概念、愛などに新しい視点を齎し、そして人間は理性を持ち他の動物とは違う特殊な存在であってその中でどう生きるべ…
(ジャケットなし) 友人の友人のアルバム?曲集かな。何も知らない。知られちゃいけないかは知らない。本当に彼らの素性は何も知らないのだけれども、楽曲の幅に可能性を非常に感じさせる作品集となっている。①・③・④は、Spiritualizedのような不思議な浮遊…
Corneliusの5年ぶりの活動となるシングル。vodafoneのCMでも同じみの曲②「Gum」も収録。 僕が彼に何を期待してたかというと、五年も時間を置いたのだから何か新鮮なものを作って欲しいということであった。②「Gum」は僕が大好きな彼のアルバム「Fantasma…
TIGER FAKE FUR名義での川本真琴のシングル。現在他にもミホミホマコトでミニアルバムを出したりと段々と活動を公けに再びしてきている川本真琴。川本真琴名義での活動はもう終了宣言ということで、川本真琴だけれども名義は違うといった少し不思議な感じの…
Butter08の1stアルバム。というかこれ以上の活動をしていないんじゃないかと思われる。読み方は「バターオーエイト」決してゼロハチではない。ユニットはcibo mattoの二人とJon Spencer Blues ExplosionのRUSSEL SIMINSやSKELTON KEYのRICK LEEやソニックユ…
ゆらゆら帝国の6thアルバム。姉がフジロックでゆら帝を見て狂喜していたという話を彼女自身から聞いたもので、それを聞いていたら聞きたくなってしまった。ゆら帝といったら、僕の中では前作の「めまい」と「しびれ」があまりにも衝撃的だったために買ってこ…
Cymbalsのボーカルだった土岐麻子の1stアルバム。Cymbalsはあんま聴いてなくて、というかあのガチャガチャした感じにこの人の声は全く合ってないんじゃないかっていうのが最初の印象だったもんだからいつかそれは変わるものなのかもしれないけれど、とにかく…
Pavementの5thアルバムにして、最終アルバム。初期の壊れかけて安っぽいいわゆる「ローファイ」と呼ばれるものを確立したと言われる彼らだけれども、前作の「BRIGHTEN THE CORNERS」からは、聞かせるロック的なものへと徐々に変化をし、全く別の形の集大成と…
小島麻由美の7thアルバム。彼女に関して全作品聴いたわけじゃないから、僕は完全に知ったかというか、野生的感に頼るしかないのだけれども、怪しい夜の女王様的な「夜のポルターガイスト」や、優しい感じのピクニックポップ的「パブロの恋人」よりは、断然若…
ミホミホマコトの1stアルバム?というよりはEPに近い印象が強いかも。もりばやしみほ(ハイポジ)・朝日美穂・川本真琴の三人ユニット。CD六曲入り+DVD二曲入りという、少し変わった感じの組み合わせとなっている。アルバムカバーから、DVDのプロモを見る限り…
シド・バレットが先日亡くなったそうだ。彼が薬をやりまくってどうかしたかっていう話を聞いたことがあったけれども、彼にとっての人生は一体どういったものだったのだろうか。それを僕が勝手に解釈することだなんて、あまりにも傲慢過ぎる、実に傲慢だ。僕…
山本精一のソロの何枚目かのアルバム。ジャケットは、裏面に綺麗な花、表面には何やら葉っぱの中央に『目』があるみたいで、それは僕を睨み付けて果てしない空間へと引き摺りこもうとしている気がしてならず、吸い寄せられてしまう。 『僕の脳内宇宙をそのま…
小島麻由美の1stアルバム。最初に聴いた時に僕が知っている小島麻由美よりも、やけに若々しくてキャピキャピとはっちゃていて元気な感じを受けたと思ったらデビューアルバムだったみたい。インパクトは「愛のポルターガイスト」を聴いた時に負けず劣らずって…
Mogwaiの5thアルバム。ダイナミックな展開と轟音ギターが特徴的で、そんな中でもメロディー方面への傾向を見たり、プログレのような偉大なスケールを感じさせたりと進化が見えてやまない彼らは、デイブ・フリッドマンやスティーブ・アルビニなどと数々の奇才…
Sigur Rosの3rdアルバム。もう既に二枚レビューを彼らに関して僕は書いたのだけれども、実際この音楽はもう二枚でお腹いっぱいという気分でもあった。それでも三枚目を聴こうと思わせてくれて、それで実際に聴いて聴いて・・・・結構繰り返し聴いちゃって、…
愛すべきサニーデイ・サービスの1stアルバム。1995年発表。やっとこさ、新宿にてツタヤの会員になる決意が出来て、入会してレンタル。地元じゃ置いてないのよね。新宿や渋谷のツタヤだと、駅から歩いてかなくちゃでそれが面倒くさいよね、都会の街はうるさく…
ベース脱退後の初アルバム。6曲30分だからミニアルバムかな。1stフルアルバムが結構、なんかスーパーカーちっくでかっこよかったり、ピアノバラードがあったりして魅力を結構感じていたのだけれども、なんか上手くありきたりなポップに収まってしまった…
二階堂和美のライブアルバム。今、「あなたにとって人間国宝は誰?」と尋ねられたら真っ先に答えるのはこの二階堂和美、彼女であると僕は断言する。彼女の満ち溢れた生命力を押し出して、人間味溢れる歌を押し出す姿勢ほど感動するものはない。会場の空間を…