「ウディ・アレンの重罪と軽罪」




ウディ・アレン作。名誉ある医師が不倫をしてしまい、その後始末がどうも上手く行かなくて結局は殺してしまうという出来事と、売れない映画監督であり、今にも奥さんと離婚寸前で愛のない日々を暮らしていたウディが、不倫をしようとも意中の人は他の人に残念ながら奪われてしまい、何ともトホホな状態に落ちる出来事の二つが進行する。


神やモラルの有無、自分の罪の意識など、考えさせられることは非常に多い。「人生は選択の繰り返し、その選択こそがその人物の総決算。」という言葉が頭に強く残った。映像・言葉ともに間、間のブラックなユーモアセンスは非常に楽しかった。けれど、他の部分では寝不足のせいか、結構眠くなっちゃった。罪は法律どうのこうのよりも、やっぱり自分の信仰意識の方が大きく関わるのかと思う。「どこからが浮気か」などね。


僕の頭の回転が足らなかったとか観る目がなかったとかそれだけのことかもしれないけれど、一度観た感じではサラリと観れて、感覚として何かを感じる部分は強くあったのだけれども、それが消化できずに少し苛立ってしまった。