2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「2001年宇宙の旅」

スタンリー・キューブリック監督。アーサー・C・クラークとの小説が原作。謎の物体であるモノリスを中心とした、人類の進歩ストーリーというべきか。最初は、猿が道具を使うことを覚え、殺し合いを覚える。次に、時代は一気に進み、アメリカ。月への謎の物体…

安部公房「箱男」

正直ここまで面白いとは最初の数ページ読んだだけでは全くわからなかった。彼の作品は、どれも好きで「密会」「第四間氷期」なんてのも非常に刺激を受けた。でもこれを読んで、ホントに不思議な感覚に陥っちゃって、え、え、え、、、、とにかく彼は天才なの…

「ウディ・アレンの重罪と軽罪」

ウディ・アレン作。名誉ある医師が不倫をしてしまい、その後始末がどうも上手く行かなくて結局は殺してしまうという出来事と、売れない映画監督であり、今にも奥さんと離婚寸前で愛のない日々を暮らしていたウディが、不倫をしようとも意中の人は他の人に残…

「ブギーナイツ」

ポール・トーマス・アンダーソン監督。なんとなく目についたので借りた。1970年代〜のアメリカを舞台に、主人公はあまりにも立派な「モノ」を持っているということで、ポルノ男優になる。そんで、その業界において、主人公含め周りの人々の色んな経験が表さ…

曽我部恵一「東京コンサート」

サニーデイ・サービス「東京」の発売十周年を記念して、2006年の夏に下高井戸シネマにおいて行われた曽我部恵一さんの弾き語りライブアルバム。内容は、本当に「東京」を曲順通りに行ったものである。 曲間の曽我部さんのMCがやけにノスタルジックにさせてく…

加藤眞三「患者の生き方〜よりよい医療と人生の「患者学」のすすめ」

現・慶應義塾大学看護医療学部教授・加藤先生による著書。誰もが、自分が病気になった時に思うであろう「良い医者に診てもらいたい」「良い医療を受けたい」という気持ち。時代変化に伴う情報化社会において、頼りになるのは雑誌のランキングか?自分の名声…

「リリイ・シュシュのすべて」

岩井俊二監督。田舎の中学を舞台に、いじめとか援助交際とか自殺とか、そんな重い話が「リリイ・シュシュ」というカリスマ歌手を中心に動いていく物語。痛烈に心に刃が突き刺さるような作品だった。朝六時前から見てて眠くなるかと心配したけど、映像と音楽…