「2001年宇宙の旅」




スタンリー・キューブリック監督。アーサー・C・クラークとの小説が原作。謎の物体であるモノリスを中心とした、人類の進歩ストーリーというべきか。最初は、猿が道具を使うことを覚え、殺し合いを覚える。次に、時代は一気に進み、アメリカ。月への謎の物体(モノリス)への調査へと向かい、発見されたモノリス木星に向かって信号を送る。そして、舞台は18ヵ月後木星に向かう宇宙船。人工知能が搭載された宇宙船であったが、人工知能の作為的ミスにより対立することとなる。最終的には人工知能に多数殺されて、唯一生き残ったボーマン船長が木星に到着。そこで、凄いことが起こって今までと違う子供へと進化する、というお話。ラストはびっくり!!


ツァラトゥストラはかく語りき』で始まるオープニングとか、グラフィックを駆使し、宇宙という無限の広がりを感じさせるような宇宙の映像は圧巻。立体的なカメラワークはかなり酔ってしまったが、それでもめちゃめちゃかっこよかった。選別と進化とか、そういう類の話は正直映像に比べたらどうでもよくなった。これが1968年なのだと思うと、やはりびびる。「時計じかけのオレンジ」もそうだけれども、明暗具合が非常に自然な映像も僕は好きだ。


こんな褒めているけれど、途中の宇宙の作業シーンとか移動シーンとか究極に眠い。僕は結寝た。宇宙ってことで、ゆっくりとしているだけなのかもれないけど。観る人の中で退屈な人でも、睡眠という宇宙に旅立たせてくれる素晴らしい映画です。