『I wish you were here』と誰が祈ったか

シド・バレットが先日亡くなったそうだ。彼が薬をやりまくってどうかしたかっていう話を聞いたことがあったけれども、彼にとっての人生は一体どういったものだったのだろうか。それを僕が勝手に解釈することだなんて、あまりにも傲慢過ぎる、実に傲慢だ。僕と彼の関係は、熱烈なピンクフロイドのファンからしたら、もう笑うに笑う、いや逆に笑えないほどの薄い関係だっただろう。『I wish you were here』、他のメンバーが彼にささげたという曲、彼がもう彼らの知っている彼でもない?いや彼らはそれでも彼らといて欲しかったという意味で作ったに違いないだろうが、彼の死を知ってからこの曲を聴くとやけに僕に涙を誘った。この死を、我が両親は知っているのだろうか、知ったとこをで何を思うのか。一体全体ユーミン好きな母親とジャジーな香りしかしない父親が、何故ピンクフロイドのレコードに手を出したか、それはコナンでも解けない謎なのではないかと思う。


最近ニュースを見るようになって、予想以上に人が死んでいるのを知る。怪我や病気にも前より敏感になったのかもしれない。王貞治忌野清志郎が病に犯されてしまって、そして巨人の宮田征典氏は亡くなってしまって非常に落胆している。子供のころは、僕はまだジャイアンツ世代であったからなんだかんだで、巨人が勝つとなにか嬉しかった。ノムさんの著書によると、V9時代なんかはホントに野球の哲学から次元が違ったようだけれども、それが時代とともに失われていったらしい。そんな姿は非常に悲しい、いや虚しいといった方が良いかもしれない。


栄枯盛衰、栄枯盛衰と平家物語は力強く言ったものだけれども、この衰を再び栄にすればノスタルジア。再び衰になれば虚しさ。こういう繰り返される、変化を見るとき僕は人間の人間たる所以、人間性を僕は垣間見るのだ。病気のネガティブ、その後のポジティブもそれと何も変わらない。ネガティブなチャンスだと思うしかないんだ、そうだぜ頑張れ、本当に頑張れ王ちゃんと清志郎


テストが終わったけれども、何か勉強ももっと何か得たい感じがしてきた、試合終わったら避暑地で本を読みたい。もっともっと何かを得なければ!それはそうと拝啓:岡本太郎さん、僕は何より迷ったら敢えて危険な道を選ばなければなりませんよね!