土岐麻子「Debut」




Cymbalsのボーカルだった土岐麻子の1stアルバム。Cymbalsはあんま聴いてなくて、というかあのガチャガチャした感じにこの人の声は全く合ってないんじゃないかっていうのが最初の印象だったもんだからいつかそれは変わるものなのかもしれないけれど、とにかくあんまり聴いてない。


内容は非常に良質なジャズポップ?といった感じだろうか。ピアノが非常に綺麗だし、大人な雰囲気を醸し出しているし優しい空間を創り出している。全然バンドの時とは別人みたい出し、自分にとっては紛れも無くこっちの方が好きだなあ。①「ロマンティック」、②「私のお気に入り」③「ウィークエンドの手品」、⑤「夕暮れよ」、⑥「プラネタリウム」、みんなテンポよく流星のように流れる音楽だもんだから聴いていて気持ちいい。彼女のウリは歯切れの良いところとつなぎ合わせる所が、なんとも気持ちいいところだと僕は思う。


ただ、如何せん英語の曲がなあ・・・・・。別に少し印象付けるためにBjorkのコト拝借しちゃうのは全然構わない売名行為だと思うのだけれども、英語は全然上手くないし彼女の声は活きないでしょ。実に勿体無い。日本語だけだったら、もっと間違いなく好きになってただろうに・・・・。