54-71「EP」




ギター脱退後の、今の時点では唯一の音源である四曲入りEP。アルバムタイトルはきっとないのだろうか、ituneにぶち込むと「54-71」と表示され、肝心のアルバム54-7154-71」は別アーティスト扱いの71「54-71」にぶち込まれたもんだからやけに腹立たしくなった。


ギター脱退前は、ベース・ドラムのストイックな感じがもちろん根底にあったことは間違いないのだが、何より「変態パフォーマーボーカル」が彼らのidentityであったのだと僕は思う。ある日、ライブで観ると彼らはその一見「最大限の武器」であったものをサラリと捨ててしまった。突然のボーカルからキーボードへの転向。あまりにも衝撃的だった。でもその衝撃が、間違いなくネガティブではなくてプラス方向へと位置づけさせる、ライブパフォーマンス。圧巻だった。


CDだと、ベースとドラムがどうしても少ししょぼく思えちゃうけれど、変なうねり狂うキーボードとの絡みが最高!四曲でたった17分だけれど何回も聴いちゃう聴いちゃう。それにしても、彼らはドラムがボコバコ叩いてベースをグルグルさせるだけでその場の雰囲気を一気に張り詰めちゃうんだからホントにすごいよなー。なんていうかゾクゾクして、内臓から溢れんばかしに踊りだしてしまうよ。またライブみたいなー。学校始まっちゃうと実際いけないよなーやりたいこといっぱいだしなー。六月に一回くらい行ける余裕あっかなー。