暗闇は光への扉



怪我というのは、あまりにもマイナス方向への力が強いのではないかと思う。いくら理不尽、理不尽と思っていても人間は何かに原因を求めないとすまないものだから自分は責任を感じる。感じなければならない。本当にみんなにはすまないと心から思うし、何より自分が損をしている気がしてならないのは怪我の常である。しかし、人間というのは不思議なものでそのマイナスな心を受ければ受けるほど、それをどうプラスに展開させようか考えさせるところである。


いつも都内を歩いていると、自転車が知らぬ間にどこやらかやってきてうんざりする、そんなことがよくあるという。しかし、いつも自転車に乗って都内を走っていると、歩行者が知らぬ間にどこからやってきてうんざりする、そんなことがよくあるという。不健康が健康のありがたみを感じさせる。マイナスは大きなプラスへの第一歩だ。だから僕は、「期待しすぎた」だとか「誰誰の方が頑張っている」なんて言われた強烈な屈辱は決して忘れない。絶対に忘れない。忘れたくない。そういうネガティブな感情を大切にしたい。僕は心から感情をむき出しにして泣く。そんな場面を、しっかりといつも胸にとどめなければならない。


とにかく僕は今日しっかり寝ることが大事なようだ。