the Flaming Lips「Clouds Taste Metalic」




1995年発表の彼らメジャー3thアルバム。これは自分の洋楽聴き始めの頃の作品でとても愛着がある。プロデューサーはかの有名なデイヴ・フリッドマン。このポップセンス。サイケロックとでも言うのだろうか。ギターの音がかっこよすぎる。初っ端から完全にやられました。①「Abandoned Hospital Ship」いきなり綺麗なメロディーに綺麗なボーカル、と思ったら1分40秒頃に突然かかり始めるシンプルなメロディーなのだが歪んだギター。そしてドラム・ギターノイズの加わり、天からの鐘のような音。どうしてこんなかっこいいのが作れるのかと最初聴いたときホントに感動した。どの曲も音がふにゃふにゃとかザクザク言ってたり、不思議な音がたくさん登場するのでホントに聴いていて面白い。それでもしっかりとキャッチーで尚且つ天国に連れて行ってくれそうな、そんな明るいボーカルが放たれているので、複雑な音だけに自分が取り残されるなんて感覚は全くないのである。とても自分にとっては聞きやすいと思ったし、こういう音楽があるなんて全く創造などできず衝撃を受けた作品である。俺の特にお気に入りは①、④、⑥、⑧。どれもいいけどね。