二階堂和美「またおとしましたよ」




二階堂和美の三枚目ぐらいのアルバム。宅録ってことである程度もちろん音には限界あるし、ライブアルバムが素晴らし過ぎるもんだからあまり気体なんかしちゃダメだなんて思ってたけれども実際これはこれで聴きやすくて優しく温もってくれるアルバムだからつい聴いてしまう、そんなアルバム。


ニカとさや(テニスコーツ)で作ったような宗教風の曲から始まって、「にかスープ&さやソース」を聴いた時の嫌な感じが一瞬よぎったのだけれどもそんなことは全くなくて安心した。②「脈拍」のテンポ良いリズム感とかメロディーの気持ちよさは二階堂和美の中でもかなり好きだし、③「時が流れても」なんか聴いていると本当に空間をゆったりと感じることができるし、「ボーリングブーム」「テラワナゲシ」「うちをでてすこし」「来週」あたりの流れは好きでついつい聴いてしまうね。DVDで一瞬映ってた「ボーリングブーム」を弾き語る二階堂和美はあまりにも楽しそうで幸福感に満ちていたのが頭に浮かんだので、そんな姿を(つい先日は観過ぎたといっていたが)なんとなく聴いてたら観たくなった。というかそれより広島のラジオが聴きたい。


本人自身は「私の曲は地味な曲ばかりなんです。」といっていたけれども、やっぱり「テラワナゲシ」とか頭から離れないし、全然頭の中では地味から変換されてしまうので、そこらへんは僕が好きな証拠なんだと思う。