Pavement「Brighten The Corners」




Pavementの4thアルバム。後期のpavementって言うと段々と、演奏で魅せるって感じよりもじっくり聴かせる!って感じになっている気がしてならない。相変わらずの安っぽい音感は少しはマシかな??でも少し聴いてて耳あたりが悪くて一瞬ムカッとすることが稀にあるのだけれども、それが彼らのidentityだし好きだったりする。ジャケットにはヒトの目が沢山書かれているものの切り抜きで『PAVEMENT』、真ん中にドラゴン。左下には骸骨が手品をしている影絵のようなもの。裏には宗教の神みたいのが太陽とともに輝いている可愛い画。彼らは中々センスがいいんじゃないかな、僕みたいな素人がほめるのは何の意味も持たないのだろうけれどかっこいい、かっこいいよ。


具体的な内容としては全体的にミドルテンポで、多様なギターのメロディーにリズム・刃切りがいいマルクマスのボーカルが溶け込んでいる。②「Shady Lane」はまさしく運動後の水分のように自然に体へと流れ込む素晴らしい名曲だ。④「Date With Ikeaはイントロのメロディーからセンスが思う存分発揮されて、煌びやかな音、サビのマルクマスのヘナヘナ絶頂声みたいなのが最高に僕の心を振るわせてくれる。a missle launcherと言いながらミサイルみたいな音まで入れる遊び心までしっかり。彼らの中でも1・2を争う超大好きな曲だ。⑦「Embassy Row」の緩急をつけた音楽というか途中での変調がすげーかっこいいわなー。


輸入板なのに歌詞カードがついてるだとか、そういう細かい配慮もすごい嬉しい。僕はどっちかというと、初期Pavement派であることは間切れもない事実なのだけれども、このアルバムも面白いし大好きです。