Sigur Ros「Agaetis Byrjun」




Sigur Rosの1stアルバム。ジャケットは臍の緒がついた胎児に天使のような羽。胎児に羽を加えることで、どこか神聖な響きを感じてしまう。実際、ホントによく眠れるアルバムである。言語はアイスランド語。何を言っているのか非常に気になるが、ここまで高貴というかどこか手の届かない所にいるような声で歌われるもんだからもうこれは実際人間楽器として扱っていいのだと思ってしまう。


綺麗で美しく、暖かく、美しいゆったりとしたメロディーで作り出される広がりに甘い声。ホントにうっとりおっとりしちゃうなあ。②「Svefn-G-Englar」のチウイ〜〜〜〜って声とかすごい。僕の眼に映ったどんなに汚い渋谷の街並みだって、一瞬のうちに浄化してくれる。ここまで精神安定してくれると安心して眠ってしまって気がついたらトラックが数曲飛んでいたなんてことは、全然仕方のないことであって、僕はその眠りを心から幸せだと思う。


ところで、③「Staralfur」。僕はこれを聴いて、なんだか知らないけれどdejavのような不思議な感覚に襲われたので、非常に頑張って思考をめぐらした。その結果、探し当てた曲がビートルズの「the long and winding road」だった。実際あんまり似てない、てか全然似てないのかもしれないけれどなんか共通項感じちゃって、あー音楽ってホントにすげーなーて勝手に感動してしまった。メロディー溢れてて、とっても聴きやすくて大好きなアルバム。