フジファブリック「Fab Fox」




フジファブリックの2ndアルバム。前回より聴きやすくなっているのが自分の印象かな。相変わらず、ボーカル志村の不思議な『和風声』とでも言うべきボーカルが一癖も二癖もある。その分、曲や気分によってムカつきが抑えられないのは自分だけだろうか。ヘンテコピコピコロックな④「唇のソレ」、哀愁漂う⑦「ベースボール」、ギターとシンセで作り出される絶妙な疾走感がある③「銀河」や⑩「虹」などバリエーションは相変わらず豊富。全体的に一曲一曲、丁寧に作られてる印象かな。


それにしても、自分が思うのはボーカル志村の擬音語の魅力だ。「パッパパラッパパパラッパ」だとか「ポツリ、ポツリ、ポツリ」だとか、彼の口からつむぎだされる擬音語には魔法がかかっているとしか思えない。だから③「銀河」・⑧「雨のマーチ」は大好きだわ。③「銀河」のプロモ好きだったなー踊ってみてー。


んーでも最初の二曲とか、途中の⑨「水飴と綿飴」、⑫「茜色の夕日」の良さがわかんない。⑫「茜色の夕日」はシングルだったはずだし、きっとファンの間でも代表的な曲なんだろうけれども、この時のボーカルはどうしてもかっこよく思えないわ。


とにかくこのアルバムは曲によって志村の擬音語が魅力的なだけで自分は満足した。