納豆アイスと僕の涙

 


今日はA=Bで、B=Cで、C=Dな人たちで飲み会をした。今覚えばEくんもいてもよかっただろう。あーと、Eくんの言葉が聞きたいのでしっかりと予定を立てたい。


その日の彼は相変わらず変わってなくて、相変わらずなしゃべりで。それはやはり曖昧モコとしたものを僕に感じさせた。彼と彼女のコンビは、予想通り絶妙で暖かいものだった。あまりにも久しぶりな酒だったもんですぐ酔ってほわほわとしてしまった。食後に食べた納豆アイスは初恋の苦い味がした。


ちまたでは僕の酒癖が悪いと言われているようだが、そんなことは気にしない。今日の酔いは非常に気持ちいいものだった。自分ももっと素直に生きて色々なものを大切にしようと自然に感じてしまった。


帰り道に東浦和の周辺をウロウロと歩いていると、夜空には星の海が広がっていた。そんな中、座って僕は小沢健二天使たちのシーンを聴いた。この曲が入っているアルバム「犬」は、奥深そうでまだわからないことばかり。この曲は良いのだけれどそこまで感動する理由もわからなかった。


何がこの日僕を変えたのだろうか。夜空に浮かぶオリオン座を眺めながらぼーっと聴いていると感動して泣いてしまった。今夜はぐっすり眠れるだろう。