syrup16g「My song」




前回のパープルムカデに続くsyrup16gの2ndマキシ・シングル。


①「My Song」こんな切ないラヴ・ソングが−を象徴してきたように感じる彼らから出るとは予想しなかっただろう。②「タクシードライバーブラインドネス」彼らの中でもかなり好きな曲。シンプルなメロディーな普通なロックなんだが


「仕組みの中で子宮に戻る。見すぎたものを忘れていくため。」


なんて歌詞が妙に染みる。心に染みる。このアルバムは未来や過去など時を感じさせる場面が多い。③「夢」に出てくる「俺はもう夢をかなえてしまった」とか④「イマジン」では家族のことを想像して歌ったりしてるし、そんなこと時の考えを最後に⑤「テイレベル」である意味ぶち壊しにしてるんだからまた驚きだ。昔に比べて、楽曲の殺伐とした感じは消えてきている、次のアルバム「Mouth to Mouse」でそれが明澄に表れるのだが。それでも何か違和感を感じ、変な衝動を抑えられなくなることに彼らの魅力があるのだ。