JUDY AND MARY「WARP」

JUDY AND MARYのラストアルバム。彼らの中では最高傑作って言ってるけど、自分の中では特にそんなわけでもない。確かに楽曲の充実度で言えば最高傑作かもしれない。実験的というか、奇抜なこともしてるし、シングルでも印象的で代表的な感じがする③「Brand New Wave Upper Ground 」や「ラッキープール」、「ひとつだけ」のような曲まで、豊かなアルバムであることは間違いない。


①「Rainbow Devils Land」から、今までにない音をぶっ放され、それでもポップだからジュディマリっぽい。④「カメレオンルミィ」の変調っぷり、変調ドラムの爆発には驚かされる。⑤「PEACE」はピアノを使った綺麗に響くバラード。takuyaのハモリ声が自分にとってダメなのが残念。⑥「LOLLIPOP」はロリロリしたyukiの声を存分に使ったpop曲。⑦「あたしをみつけて」、⑩「Sugar cane train」、⑪「ガールフレンド」はこのアルバムの縁の下の力持ち、どれもポップで彼ららしくって良い曲。


やっぱり⑫「ひとつだけ」が最高に良い。アバンギャルドなイントロから始まってＡメロ⇒Ｂメロ⇒Ａサビ⇒Ｂメロの高まりがすごい刺激的で、衝撃的でたまらなく好き。これでまさしく「最後」が訪れるのだから嬉しいとともに悲しいもんだ。カメレオンのように様々な色に変化する、充実したアルバム。