54-71「enClorox」




分類としてはミクスチャーロックとでも言うだろうか。無駄がない音楽とでも言おうか。それともストイックとでも言おうか。ひたすらリズミングとバッグ音楽を奏でるベース・ギター・ドラム。そこに変態ボーカルラップというかそんなものが炸裂しているバンド。でもやっぱり格好良い、かっこよいよ!彼らは実は同じ大学出身らしいという何か勝手に縁を感じてしまう人たち。ライブでは二回見た、一回目はボーカルのあまりにも激しいパフォーマンスとボーカルの力強さに圧倒された。二回目見たときは、何故かベースがどっか行ってて(?)完全に変態なメロディー音楽と化していたがそれも相変わらずかっこよかった。


一曲目がうーん、柔らかなメロディーだと思ったら②「humpty empty mellow blues」で一気に彼らの本領発揮。針のように研ぎ澄まされた音が怒涛に攻め立てる。④「doors」・⑥「don black cock」・⑦「what color」・⑧「fire ever」なんかではメロディーセンスを披露、尖った音でこういうのも悪くないと思う。そして⑨「life」彼らの代表曲というべきもの。これはかなりかっこいい。


こういう独自のものを持っているのはホントに素晴らしいことであり、彼らにはこれからも独自の、自分から見た変態さを確立させていってもらいたいと思う。