曽我部恵一「曽我部恵一」




これはaktに借りて少し聞いたんだが、うるさい埼京線やら新宿で聞くこのアルバムは自分には聞きにくくてあんまり聞いてなかった。それが最近ヘッドフォンで聞くようになったので決行聞くようになった。いやーこの半年ぐらい損してました。とっても大好きなアルバム。何かに優しく包まれ、そしてその中で心地良い夢を見れることは間違いない。車で流していると母親は「この人なんて人?なんか昔からあるような・・・・いいね」と言い出す。ホントに俺これに出会えて得したなーって思う。


①「ふたり」いきなりもう曽我部さんのあまーい声がいい。②「夏」このリズムとメロディー・・・・・。③「ちょっとまってて」水中と宇宙を混ぜたような空間を漂う。④「テレフォン・ラブ」愛に満ちてるなあ。。⑤「愛のゆくえ」一緒にハモりたくなる・・・ハモれないが。⑥「5月」彼が何かを口ずさむだけですごいと思ってしまう。⑦「真夏のできごと」よりポップなメロディー。⑧「百年後の世界」優しい世界が広がる。⑨「おとなになんかならないで」⑩「ギター」あーコメントが見当たらない・・・。⑪「Mellow Mind」君の蜂蜜の中泳ぐ僕に光を〜なんていう甘い歌詞が似合うなあ。


みんなに優しい音楽。とっても優しい音楽。今そこらへんのアーティストが「愛」とかそういうものを歌おうとしているけれど、そんなものが嘘っぽく感じてしまうよ。そんな、何がホントかなんて知らないけど。それぐらい暖かい空間を創り出し、埼京線通勤快速に乗る自分を暖めてくれるのだ。サニーデイ・サービスの「MUGEN」での音楽の延長上になんとなくある。サニーデイをほとんど聞いて、これを聞いたら曽我部さんがホントに偉大な人なんだなあ。あらゆる日本人にお勧めな一枚。最近のアルバムはまた全然違う感じだけど、年末のカウントダウンジャパンにでも行って、観たい。