ART-SCHOOL「PARADISE LOST」




プロデューサーってすごい・・・・これがこのCDを聞いた率直な感想だ。正直このCDが外れてたら二度とこのアーティストのCDなんか買わないと思っていた。そんくらい、日向・大山の抜けた彼らは魅力なく、あの疾走感溢れる音楽には特に日向のベースがある意味核だと思っていたからだ。このCDはとりあえず音が綺麗で聞きやすいのとリミックスがきっちりとされていていることだ。音がホントに良いのですな。


全体的にコーラスや浮遊感を漂わせようとしてる部分とか、全く持って彼らにとっては新鮮だった。中々はまりだすと結構聞きたくなる。ポップなギターサウンド、浮遊感、えぐい歌詞、こんなところが印象的だろうか。個人的に好きな曲は②「BLACK SUNSHINE」、③「ダニー・ボーイ」、⑧「刺青」、⑪「PARADISE LOST」かな普通にギターロックが好きな人は好きなはずだよ。⑤「クロエ」がミニアルバムと同じ状態で入っているのがちともったいない。それでも結構完成度高くて好きなアルバム。ボーナストラックのDave Fridmannのミックスが良い。彼がやってたらまた全然違ったアルバムだったんだろうなあ。


段々彼らは楽曲の幅が広がってきたわけだけれども、あまりにも音にギャップがありすぎて今回はなんとなくTony Dooganのおかげっていう風に勝手に考えちゃう。⑤「クロエ」や⑩「PERFECT KISS」だけある意味違う曲調なわけだがちょっとこれは個人的にイマイチ。もうしばらくライブパフォーマンスさえ見てないからどうなってるのかは知らないので、そのうち見に行きたいと思った。頑張って欲しい。