サニーデイ・サービス「Love Album」




サニーデイサービスの7th。やはりこのアルバムも聞いているうちに大好きになってしまった。このアルバムはリミックスとか打ち込みとかそんなものをよく使ってる中で一層曽我部の色っぽいボーカルがたまらなく効いている。優しさとか愛とかそんなものが、今までのアルバムと違う方向から、しかもわかりやすい方向からすっと自分の体に入り込む。


①「Intro」綺麗なメロディーがふわふわと包み込むインスト。②「夜のメロディー」打ち込みドラムにいきなり驚かされるポップソング。サビは踊りだしたくなる。③「胸いっぱい」アコギがジャキジャキジャキっとなり響き、ノリよいポップソング。④「万華鏡」今度は変わってエレキでのバックメロディー。サニーデイはエレキを使うと青春への想いというか、大人になっていく感じをすごい受けてしまうんだよ。途中のヴァイオリン?のメロディーとか『ら、ら、ら、』なんていう感じのバック音がいい。⑤「恋は桃色」リミックスされているね。ふわふわ。⑥「INTERLUDE」エレクトロニックなメロディーのインスト。⑦「魔法」聞いててわくわくしちゃうダンス系ナンバー。⑧「LET'S MAKE LOVE」昔風の曲。⑤とこれはボーカルが強調された面白い作品。⑨「パレード」名曲。哀愁漂うメロディー、このボーカルの表す切なさ、9分にも及ぶ。『繰り返す悲しい夜も君が一緒にいてくれるなら月日がたっても何も変わらずいられるはずさ』なんていう歌詞が心に残る。素晴らしい愛に満ちた一曲。⑩「うぐいすないてる」ピアノなんかも使って優しいメロディーを演出。これも名曲。ほんっと歌うめーよ。⑪「愛のシーン」①や⑫でのメロディーと同じように包まれる。⑫「Outro」包まれますよ。包まれてください。⑬「WILD WILD PARTY」楽しそうにみんなやってる。楽しい気持ちにさせてくれるポップソング。これで終わり。


インストとかも効果的に取り込んでさらに後半への⑨「パレード」、⑩「うぐいすないてる」へと続いていく流れがとても好き。これで彼らは解散してしまってね、まだまだこの作品で可能性を感じさせてしまっただけに非常に残念だ。彼らは日本を代表するポップなバンドです。あー彼らに出会えて人生得しました。