Grapevine「退屈の花」




Grapevineの1stアルバム。いきなり、もう田中和将の独特な世界が完全に表れているアルバム。明るいギターがむき出しになっていてギターロックって感じがしていいる。ジャケットもやけにかっこいい。②「君を待つ間」この流れるようなサビの部分がとっても大好きだ。③「永遠の隙間」なんかこれもすんごい彼ららしいんだよなあ。④「遠くの君へ」このアルバムの中で一番のお気に入り曲。歌詞がとても切ないし、こんな世界を描き出せるのは彼らしかいないと感じた一曲。⑦「カーブ」アコギでいい疾走感。⑧「そら」アコギとエレキの組み合わせ。ポップになる。サビへの高まりが良い。⑨「I&MORE」こういうポップチューンでも彼らは生きるのがまた素晴らしい。⑩「愁眠」これは④と並んでこのアルバムで特に光り輝く曲。『どっかでどっかで君が・・・』というフレーズが頭に残る人も多いんじゃないのかな。最後には歪みを聞かせた空間を響かせこのアルバムは終了となる。


後のアルバムに比べるとちょっとギターの歪みとかリズム隊とか弱い感じがしちゃうんだけれども、それはそれで良いポップさというか聞きやすさにつながっている部分は大きいし、それで彼らの世界を知るには申し分ないアルバムだと思う。