サニーデイ・サービス「東京」




サニーデイ・サービスの2thアルバム。このアルバムは、かなりホントに最近聴いた中では気に入ってる。いきなり①から、もうこれは確実にはっぴいえんどに影響を受けただろうみたいな曲から始まり、なんとなく昔の東京のレトロな街並みが自分の中に現れる。そして、②、③の名曲がいきなり自分を震えあがらせた。ホントに震えた。なんか妙に切ない気分になって、恋とか恋愛とか、そういうものへの憧れとか暖かいものに包まれた爽やかな朝を感じさせる。④になると、やけに哀愁ただようメロディーで二人でかくれんぼ。⑤は流れるような最高にかっこいい名曲、これが一番大好き。そして、⑥になると今までになかったようなメロディーで⑦、⑧、⑨とさらに胸を締め付けられる。⑩〜と進み、なんとなく夜な気分を感じさせる。主には三部構成な感じがして、一見ややまとまりのないように思えるが一貫した切なさや優しさがホントにたまらない。これは1996年のアルバムだし、当時どれだけ売れたのかも全く知らない。しかし、このアルバムに出会った一部の人たちによってこれは必ず日本の名盤として受け継がれ、色あせないであろう。ホントにホントに大好きなCDだ。暖かい気持ちになりたい人はぜひ。