「GATTACA」


 なんか、部活が急に中止になったので姉の部屋にある「NANA」をひたすら読んでそんで、へえーこういう漫画が女の子には流行ってるんだあ・・・・・とかなんとなく納得してた。話自体は、結構大荒れなもんで、どこかの韓国ドラマぐらいの複雑さ。それでも人気があるのは人情描写が上手いからだろうか。少女漫画なんて、「ちびまるこちゃん」ぐらいしか(全然少女漫画じゃないんだろーけど)読んだことがないので、なんか全体的にハイテンションで読みにくいなー読むの疲れるなーって感じた。

 そんで、レンタル屋で適当にDVD探して、ふと目に付いたのが「GATTACA」。これは高校三年のときの生物の授業の一番最後に見たんだけど、なんとなくもう一回見てみたくなったのだ。
すんごい、あの日の出のシーンとか綺麗で心が癒されるし、全体的に建物とかホントに全部綺麗で、ユマ・サーマンも綺麗すぎ。話自体は、そこまで複雑にこんがらがったものではなくてシンプルでわかりやすい。兄弟で馬鹿みたいに泳ぐシーンや、銀メダルをぶらさげたジュード・ ロウのシーン、不適格者と知りつつもキスするシーンなんかすんごい印象的。自分は何より、刑事(弟)に言い放ったイーサン・ホークが言ったこの言葉、

「俺に何ができるか決めつけるな」(あー英語ではもちろん聞き取れませんでしたw)

ってのがホントに好きだなあ。すんごい夢への単純な希望とか与えてくれるし、医学に関わる者としてはほっとけない話題でもあることは間違いない。なんか、人間の優劣とかやっぱりそんなもの科学の力がどんなにあろうともそんなのはホントに決め付けるのは劣側になるときホントに怖いんだよなあ。。

 そういう側面がいくらでも医学にはあるわけであって、それでも医学を学んでどんどんとその範囲を狭めていくように進歩させなければいけない。これは決して辿り着くことのない+∞にむかって頑張って数字を積み上げているようなもの。そして進歩すればするほどより少数の「不可能な人」が社会からなんらかの形ではじき出されてしまうわけであって、そういう矛盾を含んでいたとしても少しでも多くの人の力になりたいと思う。そしてその不可能な人をケアする必要な時代にもなるだろう。

 あー医者って一体全体難しい。きっと現場に出ちゃうと目の前の人を相手にするのに追われてそんなことも考えなくなってしまうのかもしれないけど、今はそうなりたくないと思う。

 ちなみに今日からはてなに移してブログ書き始めたんでよろしくお願いします。