メランコリー



今日も食べてしまった。いつも自分は何かご飯を食べる前に写真を撮ることを試みる。しかし、食べ物を見た瞬間にそのことは一切忘れてガッツリ食べてしまう。本能的な食欲には絶対に勝てないということか。


ここで問題なのは如何せん、写真を撮り忘れてしまった時の後悔が、人間的欲求禁止的行為を行った後の後悔に酷似しているという非常に痛いことである。


最近、というかここ一年、ライブにまともにいっていない。行きたいライブがある日に限って部活やら何やら都合が悪い。特に好きなワンマンなんてもう行ける気がしたもんじゃない。そんなことをマジで思ってたら、今日友人とDinosor.Jrのライブへの参戦が決定したもんだから神様も捨てたもんじゃない。自分は彼をそんなに聞き込まなくても充分に楽しめる自信がある。あの声を聞いただけで、自分はイケる自信がある。


今日公園の前を歩いていたら、小学生がサッカーをしていた。実際は雪なのでしてなかったのかもしれない。小学生の頃なんて「子供のうちに遊んどきなさい」なんて大人の戯言だと信じてた、サンタクロースを信じるように。


この時の気持ちを『後悔』と表現するべきか非常に悩むところだ。たとえるなら、自分が医学部へと入ってしまい道が狭くなって他の可能性が失われたような感覚だろうか。戻りたくないけど、戻り続けている瞬間が永久に続くなら自分はいくらでも小学生に戻りたい。


昔は遊ぶのに約束の取り付けなんて10秒でできたもんが、携帯なんていう電子機器や手帳なんていう紙っきれによって管理されなきゃいけなくなったもんだから不便極まりない。こんなのは慣れといわれればそれまでだが非常に億劫だ。


その意味で、仕事や大学や友人の存在意味は非常に意味をなす。といっても忙しかったらダラダラしたくなるし、ダラダラしてたら忙しくしたくなるし、自分だけかもしれないが人間ってそんな存在だ。


今日納得できない悔しさを味わった。今日こそSmashing Pumpkins『Mellon Collie And The Infinite』28曲約二時間を頑張って聞こうと思ったのが無理だった。一枚目さえまともに聞き終えたことなんて一度か二度だ。彼らは実にかっこいいのに、そう思ってるはずなのになんで自分は聞き続けられないんだろうとイラだった。イライラした。


実はもっと納得できないことがある。ブログを書いているワイヤレスの通信ミスで途中にすべてそれが抹消されたことだ。こんなくそなブログ文章を自動的に推敲するはめになってまでして書いて一時間半以上費やしたのかと思うとあまりの馬鹿さに笑いが止まらなかった。


こんな一日は短い『long seasons』でしめくくろうと決心した。