YUKI「Joy」




YUKIの3rdアルバム。産休のあとなので、しばらくぶりのアルバムであった。シングルの方向性がどんどんと昔のジュディマリ系へと、つまりはポップな方向性へと進んでいたのでアルバム自体もまた変わったものになるのだとは予想していた。JOYが出たときから誰もが考えていたことであろうが。やはり、曲は一曲目からまさにダンスナンバーが多く占めている。これは思わず嬉しく喜んで踊りたくなってしまうよ、全く。


ベース音が「66db」を少し彷彿とさせる⑥「サイダー」や少し切なさを出させる輪唱が印象的な⑫「愛し合えば」なんかがあれば、シングルや他の曲はみんなノリノリな曲ばかり。本当にすべてが「喜び」に満ちているわ。聴いててホントに喜べるアルバムなのだと思う。けれど、自分にとっては前作のように音に凝ったアルバムの方が好きかな。前作の方が好きで、変わっていってしまうことはなんかもったいない気持ちがあるのだけれど、「joy」のプロモをスカパーで見ていたら、あまりにも前よりも生き生きしているように感じちゃった。実際楽しくて元気出るプロモだった。だから、音楽に対しては少し残念だけれど、yukiにとってはやっぱりこういう方が似合うのだと思う。