Cibo Matto「Stereotype A」




本田ゆかと羽鳥美保が中心のCibo Mattoの2ndアルバム。日本人、だけれどCDを出すレーベルは洋楽。つまりは洋楽。民族を超えて世界で活躍する彼女ら。この悠長な英語で繰り出されるヘナヘナボーカルとでも言おうか、英語の発音がイカレテイル自分は非常に愛着を感じる。ヘナヘナというと馬鹿にしているようだが決して馬鹿にしているわけではない。ヘナヘナでもかっこいいものはかっこいい。このポップセンス。バッグで叩かれる豊かなリズム隊。ヒップホップ調だったりジャズっぽかったり、色んな音はいりすぎ。聴いてて楽しい楽しい楽しい。時間も1時間以上あってたっぷり充実、この長さは自分にとって長く感じることは全然ない。beckcorneliusが好きな人で聴いたことがない人は、絶対に好きになると思う。別に実際邦楽とか洋楽とかこだわるのは馬鹿げたことなのだが、日本人が世界に認められたということは非常に民族意識として嬉しいもの。文句なしの名作だ。