Pixies「Doolittle」




さあ、ここで伝説のバンドの登場です。といっても最近再結成なんかしちゃったもんで、フランク・ブラッグは中年のおじさん、キム・ディール姉さんも、時の流れを感じさせる風貌になっちゃってますw
①「Debaser」のフランクの発狂ボーカルに炸裂するギターをぶっかました無駄をそげ落とした強烈な名曲から幕を開けるこのアルバム。やっぱりpixiesっていうバンドは、ボーカルにしてもベースにしてもドラムにしてもギターにしてもそれぞれの奇抜というか個性に溢れたかっこいい音が根底にあって、全然楽曲自身は複雑なものではないように感じるんだけれども、その音を一つ一つをうまく目立たせながらも融合させていることでこんな面白くてかっこいい音楽になるのだと改めて感じさせてくれる。彼らしかこの演奏はきっとできないんだろう。曲によって構成が変わるダブルボーカルなのも魅力的。そしてエレキギターとアコギの組み合わせがとっても好きになったのは彼らの影響が自分にはとても大きい。⑤「Here Comes Your Man」や⑦「Monkey Gone to Heaven」で炸裂するメロディーセンス、と思ったら⑨「Crackity Jones」で疾走感溢れて狂っちゃったり⑩「La La Love You」や⑬「Hey」なんかではローテンポでも個性溢れる曲を聞かせてくれる。一時期はまりまくってて久しぶりに聞いたけど彼らはすごい。ロック好きなら一度は前作「Surfer Rosa」とあわせて聞いてみてはいかかだろうか。