number girl「school girl bye bye」




中二の誕生日に友達に誕生日プレゼントで借りた。誕生日プレゼントで「借りる」ってのがまたイイネ。結局高1のとき自分で買ったけど。
しっかしこのアルバムが元々天邪鬼気質だった俺の道を決めてしまったと言っても過言じゃあない。すべてこれを起点にいろんな音楽を聴いていった気がする。
もう、ほんと、まさしく青春のアルバム。17歳の俺も焦燥の中でギターを掻き鳴らしたものだ。あー嘘言っちゃった。ギター弾けません。 とにかく名盤中の名盤。「omoide in my head」「センチメンタル過剰」「iggy pop fanclub」「我起立唯我一人」など、最後までライブを大盛り上がりさせた曲が仰山。でも一曲挙げろと言われたら「september girlfriend」なんだな。この疾走感と青春過ぎる歌詞にゾクゾクしてしまう。ずっと、向井にゾクゾクさせられる自分でいたかったなぁ。・・・。まあ、でもなんにせよこれは日本のロックシーンを代表して余りある超名盤 (akt)

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number girlが既に解散してしまった翌年、俺はこのアルバムに出会った。アルバム自体の音質があまり良いとはいえないのに関わらず、この楽器の音のかっこよさには初めて聞いた時鳥肌が立った。当初、全く聞き取れなかった向井のボーカルも聞き取ると素晴らしい世界を作り出していた。どの曲もまさしく名曲。omoide in my head のギターリフが一体何ヶ月頭の中をぐるぐる回っていたのだろうか。後期のナンバガよりも、俺は初期の彼らが大好きだ。かっこよすぎる。ライブで一度でいいから、このアルバムでの曲を実際に聴いてみたかったと何万回思ったことだろう。
このアルバムによって俺は、楽器の様々な音に興味を持ち、段々聞き取るようになった。そして、このアルバムをきっかけにpixiesthe Flaming Lipsなどに出会い、さらにそこから・・・・というように俺の音楽の世界が広がっていった。いまでもたまに衝動的に手にとって聴いてしまうアルバムである。このアルバムとの出会いは生涯を通じて忘れることがないだろう。 (acha)

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これはじめて聞いたときはどこがいいのか理解できなくて、なんかつかめない感じがあった。でもなぜかそん時これをつかんでみたいって思って、アルバムあるだけ全部レンタルしてきて、どの曲もやかましいなあと思いながらもずっと聞いてみた。当時はテレビジョンもソニックユースも何も聞いたことなかったし、多分その時脳が、どういう音をきれいと感じたいのかとか、どの奇抜さが面白いのかとか、ギターを脳内物質を出す信号とみなす体系を組み立てていたんでしょうね。だとしたら自分がロックを聴くときの価値観の基準はほとんどの割合をナンバガが占めているんでしょう。このギター、この二本のギターのばらけ具合、このドラムの暴れ具合、この叫び、この音質が「良い」んだよ!久しぶりに聴いてみたら、あの、ニューシネマパラダイスのラストシーンを見てるときのような、変な懐かしい感動があって、今ではもうナンバガ美しすぎ。何が言いたいって要は同じ曲でも、何回か聴いてるうちに良いって感じるような時ってあるよね、(14111)