the Flaming Lips「Transmissions From The Satellite Heart」




the Flaming Lipsのメジャー2ndアルバム。彼らは一体、the Flming Lipsなのかthe flaming lipsなのかflaming lipsなのかFlaming Lipsなのか英語で書くとどう表記すべきなのかはっきりしてなくてイライラする。どこまでが大文字でどこまでが小文字なのか日本人の自分には知ったことではない。どうでもいいことなのだろうけれど、うちのクラスの五十嵐が『いからし』であることを強く主張していたのを思い出した。


このアルバムは彼らの中でも一番ジャキジャキ尖ったヘンテコギターノイズが発揮されているのではないだろうか。ねっとりとしたたくさんの変化球が体に絡みつくような音楽だ。他のノイズ系とは違う綺麗さがある。キラリと光るリフがかっこいい。演奏が拙くてショボそうに一瞬感じてしまうのは彼らの短所であるけれども、そこをかっこいいと思うと癖になってしまうので長所でもある。①「turn it on」を聴いて思うのは彼らの曲はいつも一曲目が聴きやすくてアルバムに入りやすくしてるってことだ。②「Pilot Can At The Queer Of God」の叫び声のようなノイズがやばいね。⑧「Moth In The Incubator」がマジ名曲で、その後の⑨「Plastic Jesus」がアコースティックで穏やかなもんだからその対照的な流れが最高だわ。実は彼らの中で一番好きなアルバムじゃないかと最近は思う。