Cornelius「FANTASMA」




Corneliusの3thアルバム。小山田圭吾の変態的かつ天才的な音楽センスが惜しみなく発揮されたこのアルバム。面白い音、面白すぎる音の宝庫であります。


①「Mic Check」音は打ち込みの激しいドラム音と流れるようなゲーム音や綺麗な音、ひたすらmic checkといい続けるボーカル。なんだこれとか思いつつこれはとても不思議な世界へと続く扉なのだと思った。②「Micro Disneycal World Tour」いきなりstar〜とボアダムスを一瞬思い出す。そしてとてもキャッチーなメロディーかと思ったら複雑に変化。この変幻自在さにびっくり。③「New Music Machine 」ロック音に小山田の甘い声がやけにフィット。ポップな曲。④「Clash」不思議な空間、そして小山田の声とドラムが頭に響く。⑤「Count Five Or Six」カウントダウンで始まるwギュインギュイン鳴らしたギターが炸裂。⑥「Monkey」ニュースみたいのから始まり、マリオの世界みたいなゲーム音wいやーホントなんかニヤニヤしちまうよ。⑦「Star Fruits Surf Rider 」独特なリズム隊、そこにきれいなメロディー。⑧「Chapter 8 」アコギを使ってハモリ具合が絶妙なポップ曲。1分20秒あたりの音とか面白さ全開。⑨「Free Fall」なかなかアップテンポなロック。⑩「2010」またゲーム音みたいな音。いやー楽しい。ディズニーの世界のようだ。⑪「God Only Knows」いきなり蝿が飛び回りますwなんか地球っぽさを感じてしまう。ここでおそらくジザメリの「Just like a honey」が歌詞の中に登場。⑫「Thank You For The Music」すんげー綺麗なポップ。遊び心も満載で楽しませてくれる。⑬「Fantasma」天国にいるかのような音。⑭「Fantasma Spot」このアルバムが面白く凝縮されてるw⑮「Fantasma (Alternate Version) 」⑬に少し音が加わってる。⑯「Chapter 8〜Seashore And Horizon (Demo) 」⑧のDemoバージョン。⑰「Typewrite Lesson (Demo)」typewriteの練習をしてくださいw


このアルバムはすごい。立体的な音を、面白い変化の音を、なんでもかんでも試そうとした感じ。一瞬たりとも飽きる瞬間はないよ。もう完全にきっと自分の作った作品に彼は迷い込んでるのだろうと素人目からは見え、彼の自己満足的なものが作りだした素晴らしい作品であると自分は思う。上の曲の解説なんか自分で書いてみて馬鹿げてると思うくらい、試しに聴いてみてもらいたい作品。こんな複雑な音は言葉で表しきれません。ホントに色んな音が詰まってて、音をひたすら楽しみたい人には絶対にお勧めの作品。いやーすごい。ひたすらひたすら不思議な世界に魅かれてしまうよ。