東医体 団体戦

今年の団体戦は、残念な結果だった。予選リーグで敗退した。全く持ってこんな結果は誰も予想してなかった。今年の東医体は中々の波乱続きで、結果だけ見ると去年うちを含めてベスト8まで行った学校のうち、残ったのが2校だけでその2校もベスト8で負けてしまった。つまりは3位までが総入れ替えしたのだ。その要因としては

団体戦は7人戦であり、7人とも突出した力を持つチームなどない
②剣道には精神的要因が大きく影響する対人競技

この二つだと思う。事実、うちのチームだって3位になったところと予選リーグで引き分けている。ホントに紙一重なのだ。その紙一重は、やはり②で、それを埋めるのは容易ではない。強い勝利への断固足る決意が必要なのだ。今年のチームは間違いなく力はあった。それが団体戦では全員が発揮しきれなかった。どこか気持ちがふわふわしていた。そして、「自分たちの剣道」ができなかった。うちの剣道は、他の大学に比べて綺麗な剣道だ。他の大学には、変な構えで変なうち方をしてくる奴なんてザラにいるし、それが試合でもある。そこで、自分たちは変なことをしてくる相手に対して自分たちの剣道ができなかった。それがまさしく、敗因だった。自分は自分たちの剣道をするためには勝利への決意が必要だと思っているし、実際それが全体として足らなかったのだと思う。だから、全体としてぶつぶつした団体の流れになり、結果に結びつかなかった。

ある先輩は「こんな試合じゃ悔しい以前の問題で、涙さえも出ない」といっていた。自分もまさしくそんな気持ちだった。泣けなかった。去年の東医体、そして結果を残せた秋関東医歯薬獣といい試合の流れで団体戦を楽しむことができたのに、今年は本当にそれができなかった。大きな打ち上げ花火が打ち上げられて、ただ傍観してそれが終わったみたいな気分。本当につまらなかった。自分は2勝1敗だったわけで、その1敗が勝ちに変わっていたらすべてが変わったのかもしれない。自分も何か浮ついていたのかもしれない。

それでも、これはいい経験になったと思う。本当に東医体紙一重なのだ。上の先輩が、コマが揃っていても勝てないと言っていたのがよくわかった。一年間すべてのことがここに出るし、もっと精神的に、チームとして力をつけながら勝利への気持ちを高めていかなければならない。

そして、この大会で学3の先輩たちは練習には来てくれる人はいるものの引退してしまい、部員は9人になってしまう。しかも男子部員は6人だ。一番長い経験者もなんと自分になってしまう。だから、部活全体が力をつけなければならない。それ以上に、自分がもっと絶対的に強くならなければならないと思う。部活全体を強くするのは、個の意識と上の学2の先輩たちの力だ。だからこそ、自分は自分が強くなること、自分が強くならなければいけないことを肝に銘じなければならない。