MY BLOODY VALENTINE 「Loveless」




ケヴィン・シールズがものすごい時間やお金をかけながら監督して作られたとされるアルバム。俺は管理人の勧めで貸してもらったアルバム。当時、ややギター音やベース音を聞けるようになってきた自分をこれほど唖然としたアルバムはなかった。一曲目から全開のふわふわと漂う浮遊感、俺は地球ではない異次元へと旅行したかのような勝手な想像をしながら、ただただこのアルバムに聞き入ったものだ。どの曲も素晴らしい、アルバムを通して全く飽きることのない音のまとまりがある。とにかく音の層が厚い。少し聞き込んだくらいでは完全にわからず、聞けば聞くほど味が出てくる。全くどんな手段でこんな音を作り出したんだか知らんが91年発表なのに、今聞いても昔の音なんて微動だに感じることはないだろう。
さらにマイブラはこの作品以後、沈黙を続けていてまさにカリスマ的存在。次回作はいつ出るのかと俺は一生期待しながら生きていくしかないだろう。。。
自他ともに認めるであろう文句なしの大名盤。とりあえず部屋で閉じこもってヘッドホンでもしながら大音量で聞いて、音の旅に出てはいかがでしょうか。